罪悪感

メロンのヘタを切る音に耳を澄ます護衛官。


チャンスを決して逃さない護衛官は、最近どんどん危険な綱渡りをしている。

仏壇のある和室は入れない様にしてあるのと、生前ツルヨさんが絶対に入るなと言ったのを覚えているのか、あまり入ろうとはしない。（お留守番の時はもちろん、お供え物などがある時はピッタリ閉められる。）
台所のゴミ箱はフタがあるので無理、それ以外のゴミ箱には絶対にお菓子の包装紙など含めてニオイのある物は捨てないのだけれど...。

洗面所のゴミ箱には時々「花」が入れられてる事があって、その時に「チャンス」があれば大抵ひっくり返している。食べはしないのだけれど、ひっくり返す。

そのチャンスが最初はたまたまお留守番の時にドアが開いていて自分だけしかいない時から始まり、次は母が水やりしている20分程の間に、次はトイレに入ってる3分程の間にと犯行がドンドン大胆になってきている。

そしてこの前、また母が洗面所で花の入れ替えをし、２階へモノを取りに上がってすぐに降りて来たら、護衛官がゴミ箱を覗き込んでいたらしい。
そっと近付いて肩をトントンと叩くとビクビクビクッと電気が走った様に驚いて走って逃げたらしい。

短時間の犯行のため、極度の緊張状態＆集中にあり、階段を降りる音も近付く母の足音も聞こえてなかったみたい。
なんとも護衛官らしい....。

メロンの固い部分をもらって満足してる護衛官。

こちらは晩ご飯前のボビィ。朝吐いていたけれど、もう忘れてるみたいです。